2.ホワイトバランスを正しく設定
一般の花の撮影で綺麗に撮影できれば良しとする場合は、カメラ任せのオート
(オートホワイトバランス)で、問題ありません。
しかし、さくらそうのように微妙な色合いを再現したい場合は、撮影時の光源の色温度を
正しくカメラにセットする必要があります。
デジカメに付属している取扱説明書を読み、どんな光源でも白いものが白く撮影
できるように、撮影者が強制的に光源にあわせる機能を使います。
この機能の名称がメーカーによって違います。又カメラによって設定方法が
違いますので、説明書をよく読んで設定してください。
色温度の設定を変えて撮影してみました。
上の段の写真はワンタッチホワイトバランス、下の段の写真はプリセットホワイトバランスで
光源の色温度の指定を変えて撮影してみました。
下段の写真下の矢印をクリックしてください。
ホワイトバランスの大切さが判って頂けたら嬉しく思います。
しかし、これでさくらそうの色を100%再現できるか?
残念ながら現在の技術では限界があります。
人間の目と写真システムでは色の表現力に差があり,さくらそうのように微妙な
色合いを完全に再現することは不可能です。
この問題はデジカメだから起こるのでなく、フイルム式でも同じです。
デジカメシステムの方がモニターで確認できるので、より近い色合いに仕上げられます
少しでも自然の色に近付けたい、さくらそう撮影ではホワイトバランスは非常に大切です。